10月のコラム

10月のツボ

【二十四節気|寒露|陰陵泉】

「寒」の字がまさに!というような寒気の今日。
まさに冬支度の候ですね。

お灸のセルフケアは、こりや痛み、お腹の調子をはじめ内科的な症状があるときの対症療法としても”効く”ことが多いのですが、
日々の養生として、予防として、体調の底上げをするように、日常に少しずつ、ゆるーくケアするのもふさわしい使い方。
一つ先の季節になって、あるいは翌年の同じ季節になって、あれ?いつもより快適、いつもの症状が出ない、とわかるような、穏やかで確かな効き方もありです。

一つ先の季節=この冬は、まだ、また、気がかりもありそう。
身体のチカラ、抵抗力を養っていたいですね。

寒露のツボ、「陰陵泉(いんりょうせん)」が提案されています。
すねの内側の骨のへりをたどって上がってきて、膝の近くのカーブにぶちあたるあたり。
「脾」の経絡のメインなツボの一つ。
消化器系の不調や、浮腫、冷えにも。

また、膝の動きに関わる筋肉の付着部にも近く、変形性膝関節症でしばしば痛みの出るあたりにも近いので、膝痛を緩和するためにも使われるツボです。

膝痛は、お灸や鍼、手技療法で緩和はできますが、根本解決ではありません。
関節の軟骨や靭帯の傷害に由来する痛みもありますが、支える筋肉にスイッチを入れる(促通する)ことによって軽減できる場合も多いです。痛みが緩和できたら、次は効果的な運動を加えていけますように。痛みなく軽やかに歩けますように。

膝も、足首も、どうか温かくしていてください。

ツボ・ 陰陵泉(いんりょうせん)|せんねん灸公式
https://youtu.be/Hpw0OV_fmc8

raji.jp

【二十四節気|霜降|三陰交】

霜降(そうこう)。

朝晩の冷え込み。高く澄んだ日中の空。
空気が清涼とも云えますが、寂しい出来事があるわけでもないのに、ふと寂しく、ひやりとした気持ちがやってきたりします。それもまた、今はそうなんだな、と受けとめます。

霜降のツボ、「三陰交(さんいんこう)」が提案されています。
すねの内側、骨(脛骨)の後ろぎわを、内くるぶしから指幅4本分くらい上がっていって、凹みをかんじるあたり。

水をめぐりが滞って太りやすい時に、とされていますが、それだけにとどまりません。
消化器系の症状があるとき、足が冷えるとき、そして女性には生理のトラブル、妊娠に関わるケア、更年期の症状にも。女性は特に、症状がなくても、養生としてずっとお灸をしてもいいツボです。

足をポイントに(つま先立ちのように)する筋肉(後脛骨筋)の指標でもあり、歩行の安定をはかるときに刺激する場所の一つでもあります。

ツボを探すときは、ぐいぐいと圧して痛キモチイイところを探すやり方もありますが、この三陰交などは特に、やさしくすねをなでて、ちょっと頼りなく凹んだあたりを探すのもオススメです。刺激も、やさしく、そっと、ずっと。

ツボ・三陰交(さんいんこう)|せんねん灸公式
https://youtu.be/rGQr3P5_drk

raji.jp

10月のお茶

薬膳茶専門店citrusです。
乾燥が気になる季節になってきました。
今年は特に肺やのどのケアが気になります。
肺は乾燥に弱いので、潤いをキープできるよう気を配りたいですね。

食材として気軽に取り入れられるのは蜂蜜です。常備しておくと安心です。
薬膳では定番の白キクラゲも保水のチカラが強い食材です。

citrusのお茶では「びわ銀耳茶」に白キクラゲが入っております。
秋にぴったりのウーロン茶ベースのお茶です。

https://minne.com/items/20014475

coming soon

 

美事の旬菜レシピ〜栗ごはん〜

■材料■
栗       20粒
米       2合
☆酒      大さじ1
☆みりん    大さじ1
☆自然塩    小さじ1

■作り方■
①栗の鬼皮は5個ずつくらい熱湯に5分間を浸けて剥く
②渋皮も剥く
③さっと水洗いして水気をきる
④炊飯器に米、☆印の調味料を入れ通常通りの水加減にする
⑤栗を入れ炊飯する
⑥お好みで黒いりごまをふって!